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西村 梨緒葉

西村 梨緒葉

西村は美術大学でメディア芸術を専攻し、プログラミングやデジタル技術を利用した多くの美術作品を制作してきました。グラフィックデザイン、CAD、3Dモデリング、電子工作、スマホアプリ制作など幅広い実績があります。
Neppsでは3DモデリングやScratchを担当しています。プログラミングを利用した「作品」づくりの指導が好評です。

子どもの興味を最大限に生かす

Neppsではどのようなことを教えられているのでしょうか?

西村:3DモデリングのBlenderやScratchを主に教えています。私が担当するのは初心者が多く、プログラミングに触れて、基本の概念やプログラムの”気持ち”をわかることを目指しています。
プログラミングを教えるにも、成長過程に応じて教え方を変えていく必要があります。経験があり作りたいものが決まっている生徒にはどんどん技術を教えていきますし、興味はあるけど具体的に何をやりたいのかわからない生徒は、じっくり話をしながら「じゃあ、これをやってみようか」と提案して進めます。教材も順番を変えて、これまで学んだことを使いながら「別のものを作ってみようか」と提案したり。私は後者の方が得意です。

Neppsは、自由な学びを提供していると感じました。これは、Nepps全体の共通認識なのでしょうか?

西村:そうですね、それぞれの生徒の特性に合わせて進めます。教材通りにやるのが落ち着く生徒もいれば、教材そのままだと興味が続かない生徒もいます。その中で、生徒全員が楽しんで学べるように臨機応変に対応しています。

西村先生は、美術作家志望だとお聞きしています。プログラミングなどのデジタル技術を使って作品を制作されているのですか?

西村:作品には使うこともあれば、使わないこともあります。美術作家の中にも、デジタル技術志向が強く、今の技術をめいっぱい使うアーティストもいれば、デジタル技術をあくまで手段の一つとして捉え、必要な時に必要なところだけ使う、といったスタイルのアーティストもいます。後者は、映像を撮るとか絵の具を使うのと同じように、ひとつの選択肢として、プログラミングしてアプリを制作する感覚ですね。

極端な話をすれば、絵の具がなかった時代に絵の具が発明されたら最先端のツールになるように、今の時代の最先端がプログラミングであり、それをツールとして使うということですか?

西村:そうです。プログミラングの世界にも新しい言語や技術が出てきますし、どんどんできることが増えていく。それが毎日のように起きていて、特別なことではないんです。

西村 梨緒葉西村 梨緒葉

時代の変化に飲み込まれないために

移り変わりが激しい現代だと思います。その中で、小学生・中学生がプログラミングを学ぶ意義は何ですか?

西村:小学校からプログラミングが必修になる、という現在の動きもありますが、意義というほど難しく捉える必要はないかなと思っています。今、みんなスマホで撮った写真をすぐに加工してSNSにアップしますよね?紙に絵を描いたり、文章を書いたり、そういうことの一つとして、デジタル技術を自然に使えるようになって欲しいと思っています。

自然に使えるとはどういうことでしょうか?

西村:人間が手でものを作るにはすごく時間がかかります。でも今は、流行のサイクルもどんどん速くなり、時代の移り変わりも速いですよね?技術の進歩で通信や計算が速くなり、全てが劇的に変化している。時代の変化の速さに飲み込まれてしまわないためには、その変化は、何がどう連鎖して起きているのか理解していた方が良いと思うんです。
これから、コンピュータで作られているものがさらに増えていくときに、サービスを使うだけじゃなくて、どうやってそのサービスやインフラが成り立っているのかをわかる人なら、世界をもっとクリアに見ることができると思うんです。ちゃんと自分の目で見て自分で考えていくには、どんどん世界の中で大きな割合を占めていくプログラミングのことを知っておくのは、すごく必要なことだと思いますね。

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今の子どもたちには当たり前のものになる

西村さんはプログラミングを学んだことで、プログラミング以外のことで変化したことはありますか?

西村:美術作家は手でものを作るイメージがあると思います。私ももともと絵を描いていてたのですが、高校生のころ「自分は絵でやっていく人じゃない」と思ったんです。ただ、絵を諦めても、表現を考えること、作ること自体はやめたくなかったんです。
そのうちに、私はプログラミングができると気付きました。直接ものを触らなくても作品を作れる。「ルール」とか「考え方」からものを作っていく。これはデザインの思想に近くて、実物を作るのではなく、作るためのルールを作る、という制作方法です。これに気づいてすごく視野がひろがりました。

新しいルールやコンセプチュアルなものを作るツールとしてプログラミングを使うのは面白いですね。でも、まだ一部の人だけの特殊なことではないでしょうか?

西村:私たちの世代では特殊だったかもしれませんが、今の小学生、中学生には当たり前の選択肢になり、これからどんどん普通のことになるんじゃないかなと思います。

Neppsにはどのような人に入ってもらいたいですか?

西村:学校の授業だけではもの足りない人にきてほしいですね。学校の授業のレベルが高いとか低いとかの問題ではなくて、とても専門性の高い能力を持っている子の中に、小学校からずっと違和感やストレスを抱えている子がいると思っています。美大の学生にも、美大で初めて友達ができたとか、勉強を楽しく思えたとか、そういう人がたくさんいるんですね。Neppsは、すごく才能のある子どもたちに対して、時代が追いつく前に今、サポートしてあげられる場所だと思うので、そういう子に来て欲しいと思います。

学校の勉強が合わないことがあると。

西村:学校の勉強は楽しそうじゃなくても、本当に楽しいと思える勉強がある。ただ勉強が嫌いなのではなく、特性にあった教育がまだないだけ、というお子さんがまだまだたくさんいると思います。その受け皿としてNeppsのような特別な学びの場を考えてあげて欲しいなと思います。

Photo:Takayuki Kariya

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